この物語は、まあ言ってみれば、ファンタジーです。
「SCRS」(SEIKOカップ ラリーシリーズ)なんてラリーシリーズは日本には無いし。。
パドック(ラリーでもパドックと言うのかどうかは、よく知らないんですが、、、)で綺麗なおねえさん(レースで言うところのレースクイーン)なんか、日本のラリーで見た事無いし。。
上空をジェット戦闘機が編隊を組んで飛んでいく事なんか、まあ無いやろうし。。
とどめは、東京の首都高を使ったSS(スペシャルステージ)なんか、東京の交通事情や、政治家(特に東京の政治家)の頭の固さ考えたら、絶対ありえへんし。。。
こんな事言うと、ラリーファンにはきっと怒られると思うのですが、、、
なろう系転生物の方が、まだ可能性が有ると思える位の、夢物語です。。。。(日本のラリーシーンってめちゃくちゃ地味です、、)
でもです。
実はこの映画、それ以外は、本物中の本物なんですよ。
たとえば、主人公が乗るラリーカーに使われているのが、南アフリカのTOYOTA GAZOO Racing SAが開発したラリーカーなんですが、、
まあ、レース・ラリーファンなら分かりますよね、TOYOTA GAZOO Racingと聞いただけで、この映画がどれだけ本気モードなのか。。
ラリーカーの実際の走行シーンでは、さすがに俳優さんでは無理なので、スタントマンが走らせているのですが、
そのスタントマンが、勝田範彦 氏、奴田原文雄 氏、などの本物のラリースト。
メカニックもこの映画では活躍するのですが、その監修・指導は、実際にWRCのチームにも参加した三枝豊和 氏。
映画に出てくるスポンサーも、SEIKOは言うに及ばず、MOTUL、Pioneer、YOKOHAMA、PIAAなどサーキットに行けば、普通に見かけるブランドたち、、、
この映画にかかわる人たちの、熱い思いがひしひしと伝わってきます。
モータースポーツファンなら、モータースポーツファンで無くても、1度は見といたほうが良い映画だと思います。
2018年作品
ブログランキングに参加しています。 よろしければ、投票をお願いします m(_ _)m

